年々着物の趣味が変わってきたようです。
若い時には派手で目立つデザインのものを着てばかりいました。
誰かに見られたいと思っていたからです。目立ちたいとも思っていました。
でも三十歳を過ぎた頃から、私はシンプルで大人しいものを好むようになってきたのです。年のせいでしょうか。今では淡い色のものが気に入っています。
着物ってその人のセンスが出てきます。誰だってセンスが違っていて、好みだって違っているのです。今の私は薄い色の着物を好んで着るようになってきました。
結構変わってきたね、と友人からも言われるようになりました。
でも鏡で見る私はとても似合っているのです。今の私は大人の女性なのです。
洋服では感じられないけれど、着物を着ていると日本人らしく見えます。日本人なのですけれどね。もっと日本人に見えるという事です。
だから若い時には派手なものを着て、大人になったら地味なものを着る事をすすめたいです。女性は年齢にあった物がよく似合うのですから。